目次
1. ファンベースマーケティングを簡単に言うと…
「ファンベースマーケティング」って、なんだかカッコいい響きですよね。
でも、これを初めて聞いた人は「新しいSNS?」とか「ライブイベントのこと?」なんて思うかもしれません。実際には、「好きになってくれるお客さんを、もっと好きにさせる方法」を考えることなんです。
たとえば、ビジネスの世界で有名な「パレートの法則」というものがあります。
「売上の80%は、全顧客の20%が生み出している」という考え方ですね。
つまり、全員に一生懸命サービスするよりも、その20%のお客さん(=ファン)にさらに喜んでもらうほうが、ビジネスは効率的に成り立つんです。
2. ファン(リピート客)を増やすと売上は安定する
新規のお客さんを増やすのも大事。でも、**「どっちを優先するべきか?」**と聞かれたら、私なら「ファンを増やす」ほうを選びます。
新規顧客を増やすのにかかる労力
たとえば、チラシの反響率が1%だとすると、100枚配ってようやく1人が反応する計算です。新規顧客100人を獲得しようとしたら…チラシを10,000枚配らなきゃいけません!
さらに、その中の何人がリピートしてくれるかはわからない。時間もコストも大きいですよね。
ファン(リピーター)を増やす場合
一方で、既存のお客さんが満足して「また来よう!」と思ってくれる仕組みを作れば、コストも時間も抑えられます。それに、ファンになってもらえれば、客単価も上がるし、リピート率も高くなる。結果的に、売上も安定するんです。
3. ファンの口コミが新規顧客を増やす
ファンは、ただリピートするだけじゃありません。友達や家族にも勧めてくれるんです。
「このお店、すごく良いよ!」って言われたら、広告を見るより行きたくなりませんか?
口コミには、一般的な広告よりも強い信頼感があります。そして増えた新規顧客がさらにファンになり、また別の人に紹介してくれる。これが口コミの連鎖です。
さらに、ファンが増えるとこんな効果もあります。
- 競合店より価格が高くても選んでくれる
- そのお店や会社を応援してくれる(例えばSNSで拡散するなど)
4. ファンベースマーケティングの4つの方法
1. ブランド価値を高める
ブランドって難しく聞こえますが、要するに「お客さんに特別な感情を抱いてもらうこと」です。
たとえば、「このお店じゃないと嫌だ!」とか「このサービスを友達に教えたい!」って思わせることがブランドの力です。
2. 顧客接点(タッチポイント)を増やす
顧客接点って、会社やお店が「お客さんと関わる瞬間」のこと。
たとえば、営業マンの訪問も顧客接点だし、SNSの投稿もそのひとつです。
最近では、Instagramでメニューを紹介するカフェや、LINEで割引クーポンを送る美容院が増えていますよね。これも顧客接点を増やしている例です。
「どの瞬間でお客さんとつながれるか」を考えることが、ファンを増やす鍵になります。
3. 顧客満足度(CS)を高める
顧客満足度とは、お客さんが「どれだけ喜んでいるか」の指標です。
でも正直、普通の「良いサービス」では今の時代、目立ちません。競合も同じようなことをしているからです。
ポイントは、「お客さんが気づいていないニーズを見つけること」。
お客さんともっと深くつながり、「本当に欲しいもの」を提供できれば、自然と満足度は上がります。
4. 情報発信をする
ファンを増やすには、まず「自分たちを知ってもらう」ことが大事です。
そのために、SNSやブログ、オウンドメディアで情報発信をしていきましょう。
でも注意!
- 闇雲に情報を発信しても「SNSの海」に埋もれます。
- 自分たちの商品やサービスを「誰に届けたいか」を明確にすることが重要です。
たとえば、ターゲットが20代ならInstagram、30代以上ならFacebookやメルマガが有効かもしれません。
情報発信はファン作りの第一歩なので、地道に続けていきましょう。
5. まとめ:ファンを作ることから始めよう
ここまで読んで、「ファンベースマーケティングって意外とシンプルだな」と感じていただけたら嬉しいです。
新規顧客を追いかけるだけではなく、今いるお客さんを大切にする。**その結果、ファンが新しいファンを呼んでくれる。**これがファンベースマーケティングの本質です。
ラムダシステムでは、お客様のビジネスを成功させるために、WEBやアプリを活用したマーケティングの設計をお手伝いしています。
「もっとファンを増やしたい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
コメント